販売経路
販売の経路について説明します。
販売の経路とは、商品を、どのような流通経路で販売するかです。
商品の販売ルートの流れです。
商品の種類によって、販売ルートが異なります。
商品の種類は、大きく、次の2つに分類されます。
- 消費財
消費者が、使用する商品です。
日常的な生活に使用します。
- 生産財
企業や、中間業者が、使用する商品です。
原材料、部品、装置などです。
「消費財」、「生産財」ごとの流通経路について説明します。
■1.消費財
「消費財」の販売経路の基本形態には、次の3つの形態があります。
- メーカー --> 消費者
メーカーから直接消費者に販売される最も簡単な販売のやり方です。
「通信販売」、「戸別訪問」、「メーカーの直売方式」などが、あげられます。
- メーカー --> 小売業者 --> 消費者
メーカーの営業所や販売員が、直接、小売業者に販売する形態です。
この形態を選択する理由としては、
- 商品の性格による
- 適当な卸売業者が得られないとき
- メーカーのマーケティングの力を徹底したいとき
- 卸売業者を排除したい小売業者の意図が強いとき
などがあります。
- 商品の性格による
- メーカー --> 卸売業者 --> 小売業者 --> 消費者
メーカーから卸売業者を利用して小売業者に販売する形態です。
流通の最も基本的な形態です。
2.生産財
「生産財」の販売経路の基本形態には、次の2つの形態があります。
- メーカー --> 産業需要者
「産業需要者」とは、「生産財」を使用する企業です。
「生産財」の特徴は、特定多数の「産業需要者」に生産財の購入が集中しています。
その為、直接、「産業需要者」に納入します。
受注生産に使用する商品になります。
航空機や船舶などです。
- メーカー --> 販売業者 --> 産業需要者
「生産財」のうち、「標準化されたもの」、「見込み生産されるもの」、「小額品」、「使用量の、少ない商品」などについては、中間業者を利用して販売します。
●「販売管理とは何か」の関連ページです。
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