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発注方式の種類


発注方式の種類について説明します。

商品や材料や部品の在庫切れを防ぎかつ発注費用を考えた発注方式には、 いろいろなやり方があります。

ABC分析などをおこない、材料や部品の特徴に合わせて発注方法を考える必要があります。

■次のような発注方法があります。

  1. 定期発注方式
    あらかじめ、一定の期間、例えば、週に1回や月に1回のように発注する間隔を定めておき、その都度現在の在庫量や需要量に応じて発注量を計算して発注する方式です。

    ABC分析のAグループの品目に適用します。

  2. 定量発注方式
    在庫量が前もって定められた水準(発注点)まで下がったとき、一定量(発注量)を発注する方式です。

    ABC分析のBグループの品目に適用します。

  3. 定期定量混合方式
    在庫を定期的にチェックし、その時の在庫が発注点よりも少なければ、一定量を発注する方式です。

    ABC分析のBグループの品目に適用し、常時在庫をチェックできない品目や帳簿による在庫確認が難しい場合に適用されます。

  4. 簡易発注方式
    品目の種類は多いですが、取り扱い金額や量が少ないので、なるべく購買費用をかけずに発注ができる簡易発注方式を使用します。

    ABC分析の、Cグループの品目に適用されます。

    簡易発注方式には、次のようは方法があります。

    • ダブルビン方式
      2つの箱や入れ物などをを使う方式です。

      最初は、2つの入れ物に材料や部品を入れておきます。
      一方の箱の在庫が無くなれば、発注し、もう一方の箱の在庫を使用します。
      簡易的な発注方式です。

    • 定量維持方式(補充方式)
      一定の在庫量を決めておき、ある量だけ使用するごとに使用した量だけを発注する方式です。
      一定量の在庫を常に補う方式です。

      ABC分析のBグループ以下の品目に適用され、使用頻度は小さいものの在庫切れをしたときの損失が大きく、かつ使用予想の立てにくい資材や品目に使用されます。


  5. その他の発注方式

    その他の発注方式です。

    • 不定量不定期発注方式
      発注点を決定し、在庫が、それを下回ったときに発注する方式です。
      発注量は、その資材の需要を予測して決定します。

    • 同期化発注方式
      発注先と一定条件のもとに契約をつくり、毎日決めた量だけ納入させる方式です。

    • 分納発注方式
      定期的に在庫量と生産日程計画を確認し、計画日程にあわせた、資材所要量を確定し、分割分納させる方式です。


いろいろありますね。


●「発注方式」の関連ページです。


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