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MRP(資材所要量計画)


MRPについて説明します。

MRPってご存知ですか?

MRPは、部品や原材料の発注方式のやり方です。
部品点数が多い製造業の企業では、非常に重要です。

MRPとは、Material Requirements Planningの略です。
日本語で言うと、「資材所要量計画」と言います。


つまり、生産計画を基にして材料や部品の必要数量の計画を立てることです。
そのやり方です。

かなり昔からあります。1970年以降、普及しました。

生産管理システムの材料や部品の計算には、よく使われます。
殆どの資材購買管理システムや生産管理システムは、この機能を持っています。

生産管理の人はMRP(エムアールピー)ってよく言います。

MRPのやり方は、一般的には、以下のようなステップで作成されます。
  1. 生産計画を貰います。

  2. 部品表を使って資材の総使用量を計算します。
    部品別、週別の総使用量です。
    部品展開と呼びます。

  3. 在庫を引き当てて正味の所要量を計算します。
    所要量計算です。
    発注に必要な部品の量です。

  4. ロットまとめを行い、資材のリードタイムを前倒しします。
    必要であれば、発注済のデータを差し引きます。
    発注データが作成されます。

このデータを使って発注します。

これが、MRPのやり方です。
最初のMRPは、材料や部品の計算のみでした。

MRPは、週に1回とか月に1回とか計算して資材の調達計画を作成します。

どこかで、見たことがありますか?

そうなんです。

これは、定期発注方式のやり方なんです。

資材の所要量の計画には、もうひとつ、SCM(サプライチェーンマネジメント)のやり方があります。

MRPは、押し出し方式、SCMは引っ張り方式などと言われます。




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