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実地棚卸の業務


「実地棚卸の業務」について説明します。

帳簿上の「在庫数」は、「出荷」や「仕入れ」業務によって、記録されます。
しかし、誤って記入したり、時の経過とともに、減耗する性質の商品が、あります。

盗難などの可能性もあります。
帳簿の在庫数が、実際の在庫数と一致しない場合があります。

在庫が一致しない原因には、次のようなことがあります。

  • 記入漏れ
  • 記帳ミス
  • 紛失・盗難
  • 減耗
  • 品質低下

などです

その為、定期的に、実際に「棚卸し」を行います。

「棚卸し」とは、商品を保管している倉庫に行って、実際に、在庫を見て、数量を確認します。
そして、帳簿の在庫数との差異を確認します。

この作業を「実地棚卸」と呼んでいます。


「実地棚卸」は、次のような流れでおこないます。

  1. 棚卸準備表の作成します。
  2. 実地棚卸しをおこないます。
  3. 帳簿上の在庫と比較します。
  4. 帳簿を修正します。

です。

それぞれについて説明します。

  1. 棚卸準備表の作成します。
    帳簿上の在庫データの一覧表の入った「棚卸準備表」を作成します。


  2. 実地棚卸しをおこないます。
    倉庫にある、在庫を実際に数えます。


  3. 帳簿上の在庫と比較します。
    帳簿上の数量と比較します。
    在庫の「数量の差異」があるときは、原因を調査します。

    差異のあることを「在庫差異」と呼んでいます。

    原因が、把握できたときは、二度と「在庫差異」が起こらないように、対策を打ちます。

  4. 帳簿を修正します。
    「在庫差異」のあるものは、「出庫伝票」を作成して、帳簿の在庫データを、修正します。

    経理担当者は、「在庫数量」の差異があるものは、仕訳をおこなって修正します。



●「在庫管理」の関連ページです。


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